器用貧乏未満

色んなことに興味があるオタクのうわごと

ゲームを知らないオタク

今週のお題「ゲームの思い出」


私は、世間一般の目から見ればオタクに分類される人間だと思う。アニメも見るし、物心ついた時から絵を描き、BLで男同士を乳繰り合わせてはソシャゲでガチャ爆死している。
だからオタク趣味じゃない人より、アニメやゲーム好きなオタクの人達との方が話が合う。


だけど、オタク話でゲームの話題となると本当に分からなくなる。私はこれまでの人生でほとんどゲームをしたことがない。オタクとして振る舞うには、あまりにゲーム経験がないオタクなのだ。



辛うじてやったことがあるのは、GBAのハリポタとテトリスPS2でグラセフとBSRくらい。あとは下手くそすぎるダンスダンスレボリューションポップン太鼓の達人
有名所のFFも、ゼルダも、ドラクエも、ポケモンも、どうぶつの森も、マリオも、スマブラも、モンハンも、スプラトゥーンも。どれも触ったことがない、私のオタク人生に組み込まれてこなかったものだ。小さい時からこの作品達に触れて、好きになってきた人間ではない。

だから、ゲームの話題に花が咲くと、いつも「私はオタクと振舞ってていいのだろうか」と違和感を感じる。

反面、これらのゲーム作品が小さい時から好きで、血肉として馴染んできた人達の事をうらやましくも思う。世界観に夢中になり、楽しい思いを同じ趣味の仲間と大人になっても語り合えるのだから。



私も、今からでもプレイしたらいいって思う。話についていきたいなら、今からでも遅くない。それに、ゲーム作品の無知をわざわざ気にかけることもない。
でも、私が求めてるのは「オタクとして振る舞うにふさわしいゲーム作品を若い頃から知ってること」なのだ。その1点、ひとつだけがうらやましくて、どうしようもなく手に入らない。

その1点の違いに、私はオタクとして振る舞うことにためらいを感じる。はりぼての人間になったみたいで、心が重たくなる。


今からでも遅くないだろうか。
有名所を今更プレイしてみたいと思うゲーム下手くそ人間でもオタクと名乗れるだろうか。
今更プレイしなくたって、有名所すら知らなくたって、オタクと名乗り続けていいだろうか。

どこの誰とも知らない他人にステータスの承認を求めるのもアホくさい話だが、ゲームの話に花が咲くたび、思い出の中にも違和感をずっと抱いてしまう。