器用貧乏未満

色んなことに興味があるオタクのうわごと

生まれた街の白さが羨ましかった


ここ数日の冷え込みは心身ともにやる気を失う。めったに雪の積もらない地域も、雪が積もりあちこちでいろんなトラブルが起こっている。まあ今住んでる所は特に雪での被害は無く、ただただ寒いだけだが。
だから冷え込みと雪の厳しい中、最近の北陸東北など雪国からの北から目線やライフハックは非常に頼もしい。さすが北から目線。しばらく参考にさせてほしい。


故郷は雪?なにそれ美味しいの?な亜熱帯気候で、雪なんてテレビとおとぎ話の中だけのものだった。成人して数年経っても、雪が降れば未だに犬のように公園ではしゃぎ周りたい。さすがに大人が公園で一人はしゃいでたら職質待ったなしなので雪だるまをコソコソ作るくらいに留めている。

小学校の頃は、北海道の姉妹都市提携を組んでいる市からクール便で発泡スチロールに詰められた雪だるまなんが送られてきた。
その雪だるまも、冬の年間最低気温が11~12℃が当たり前の地元の暑さで、冷凍食品コーナーの氷よろしく変化していたり。それでも発泡スチロールに詰められた、数時間前までふわふわ舞っていた雪が何1000kmと離れたこの小学校まで来たのが嬉しかった。初雪を見るたび、いまだにあの溶けかけの雪だるまを思い出してときめいてしまう。

大学で本州に来てからも、はじめて見た雪ははじめ誰かが屋上から発泡スチロールをちぎってるのかと思ったし、日本海側出身の友人から雪の上を歩く時のコツなんかも教えてもらうたびカッコイイ!の感情が強かった。あの時のコツと道路の凍り具合を見極める知識は今でも役に立っている。ありがとうな!



人生の半分以上が雪と縁もなかった所なせいか、未だに雪国ならではのライフハックや知識には感嘆と憧れがある。
雪国の人からすれば何メートルも積もるし、朝から除雪しなきゃ通勤通学もできないしで迷惑なものかもしれないが、大量の雪とともに生きてるのだからやっぱり憧れる。SNSなんかで雪国からの冬場のライフハックを見かけるたび、自分にはないこれまでの体験で冬を乗り越えていく雪国の人達がかっこよく思え、また羨ましくもある。


私などはハブの出てきそうな場所と台風の進路予想図を見ながら停電時どのDVDを見るか考えるしかできない。それもまた違う環境の人にとっては特別なライフハックなのかもしれない。